バッグ「ラジオアクティビティギャル」の解説。長い。
このシリーズを最初に作ったのは、2011年6月です。
その時は、原発爆発がショックでショックで、とにかく、なにか
原発をテーマに作らずにはいられませんでした。
まずそれを作らないことには、もう先に進めないカンジでした。

以下はその時のブログ。再掲します。
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放射能を心配しながら出かけた渋谷は、
まるで何事もなかったかのように若い子が薄着で買い物してました。

こんなときでも買い物かよ、都市生活者としての責任の自覚は?とも思いますが、
同時に、若い子にはなにも心配せず、楽しいこと、
自分がやりたいことをしてもらいたいとも思います。
アンビバレントですが平和の姿でもあると思っています。

私は、311以前まで原発に反対だったのに、声を上げてきませんでした。
だから今放射能が降る世になったのは、過去の自分の責任でもあります。
くやしくて若い人たちに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ファッションバッグなんてあってもなくてもいいもの、
ブランドバッグなんて資本主義の最たるものです。
そんな消費生活の結果が今回の原発事故の一因でもあると思っています。
隅のほうですが、そういうものを作ってる私の使命はなんでしょう。
今回のバッグは自分への皮肉と反省をこめて作りました。

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放射能ギャルのバッグは、福島の人たちを、もしかして傷つけているかもしれず、
不謹慎で自己満足な表現かもしれません。
でも東京に暮らす私だって福島の電気を使っていたということで福島の地元民だし、
この世界にくらしている誰もがあの事故の当事者だと思うんです。


稚拙だったり、思いつきに走ったり、、ですが、これからも
作りたいものを自由に作っていきたいです。
その上で、バッグを見た人が、気持ちが明るくなったり、
または、なにかこの社会で暮らすこととか原発問題とかを、考えるきっかけに
なってくれたらいいなあと思っています。

(本当)                   


2013/3/13